

ここでは横腹の痛みの原因となる病気、食中毒について詳しく説明していきましょう。
日本では食中毒での死亡者数は年間で10人未満で、昔に比べると命に関わるほど重大なものという感覚は薄れてきています。一昔前と比べて、食品の衛生環境も整ったことに加え医療技術の進歩も大きく貢献していることが背景となっています。
だからといって食中毒が死なない病気というわけではなく、場合によっては死に至るケースもあるので注意して下さい。
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食中毒の原因は、細菌によるもの、ウイルスによるもの、原虫によるもの、化学物質によるもの、自然有害物質によるもの、主にこれら5つに分類されます。基本的には経口で体内に取り入れられるものです。身近なものであれば、生魚や生肉、腐敗したものを口に入れることが挙げられます。
食中毒の症状は、ほとんどが急性の胃腸障害(腹痛・下痢・嘔吐・血便など)を引き起こし、他にも発熱や全身の倦怠感なども見られます。症状がひどくなると胃腸障害による脱水症や、意識障害なども併発することがあります。
食中毒の治療は、基本的に安静にして身の周りを清潔に保ち自然に回復するのを待ちます。この際下痢や嘔吐によって脱水症状を起こす恐れがある為、点滴などで水分と電解質の補給をします。症状が重く緊急を要する場合は即効性のある抗生物質の投与で殺菌処理をします。
また、二次感染を防ぐため早急に感染経路や原因物質を調査・特定し、家族や周りの方への被害を最小限に食い止めることも重要となります。
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