ここでは横腹の痛みの原因となる消化器系疾患、膵炎や膵臓がんについて詳しく説明しています。

膵炎とは、膵臓(すいぞう)に炎症が起こった状態のことを言います。胃から十二指腸へと送られてきた消化物は、十二指腸に送られてくる膵臓で作られた膵液と、肝臓で生成され胆嚢で濃縮されて送られてくる胆汁によって、その先の小腸での消化吸収を促進する為の消化がされます。膵液は本来正常であれば消化物のみを消化するのですが、何らかの原因によって膵酵素が活性化してしまうと自身の膵臓を消化してしまい、膵臓に炎症が起きるものです。


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膵炎の原因の多くは、過度の飲酒によるものです。次いで胆石によるものが挙げられます。ただし、原因が分からない場合もあり、遺伝や不摂生なども関係していると考えられています。
症状としては、みぞおちから左脇にかけての横腹痛が代表的で、背中にまで痛みが広がる場合も見られます。他には吐き気、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、発熱、全身倦怠感などがあります。

膵炎の治療は絶飲絶食と絶対安静が原則で、同時に輸液投与も行います。発症時は体の水分が失われることから、例え軽症であっても十分な輸液投与を行う必要があります。胸部や腹部の痛みに対しては鎮痛剤を投与します。重症の場合は集中治療室での全身管理も必要となるほど重篤なケースも少なくありません。

膵臓がんは膵臓が癌細胞に冒されてしまった状態で、膵臓のどの部分に発生するかで「膵頭部癌」、「膵体部癌」、「膵尾癌」と呼び分けられます。膵臓がんは強い浸潤性や転移能があり、発見が遅れやすく死亡率が高い非常に厄介な癌で、「癌の王様」とも呼ばれるほどです。
症状としては他のがんと同様、自覚することは少なく、なんとなく体調が悪いとか食欲が湧かない、体重が減少したなどの漠然としたものです。逆に腹痛や嘔吐などの症状が現れた場合はかなり進行してしまった場合が多いです。


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