ここでは横腹の痛みの原因となる消化器系疾患、胃・十二指腸潰瘍について詳しく説明しています。

胃潰瘍とは簡単に言うと、「胃に穴が開いた状態」です。しかし胃に穴が開いている状態は決して程度の軽い状態ではありません。胃潰瘍の「潰瘍」の意味は、皮膚や粘膜がただれたり、崩れ落ちてしまうという意味で、まさに胃の中がこういう状態になっていることを胃潰瘍と呼びます。ですので、必ずしも穴が開いている状態だけを胃潰瘍と呼ぶわけではありません。


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胃の内部では胃液(胃酸)が分泌されています。胃酸は強い酸性で、胃内を常に酸性で保ちながら、消化物を溶かす事と消化物の腐敗を防ぐ事の2つの役割を持っています。この胃酸の働きに不具合が生じることで胃の粘膜を傷つけてしまうと、胃潰瘍になってしまいます。

そして十二指腸も同じく胃酸によって粘膜が傷付けられることで十二指腸潰瘍になってしまいます。これらを合わせて消化性潰瘍と呼びます。
また両者の大きな違いとして、胃酸の分泌量があります。十二指腸潰瘍では圧倒的に胃酸の分泌が活発で過酸症であることがほとんどですが、胃潰瘍の場合は逆に胃酸の分泌は正常かやや少ない程度なのが特徴です。

原因としては、多くがストレスによるものが挙げられます。精神的な状態によって胃酸の分泌量の変化が起こり、結果粘膜を傷付けて潰瘍を形成してしまうものです。

症状としてはどちらも下痢や嘔吐、腹痛などの胃腸障害に加え、発熱や全身倦怠感などの全身症状、時には吐血や下血を起こすこともあります。

胃・十二指腸潰瘍の治療は、出血がある場合と無い場合で少し変わります。出血がある場合は内視鏡を用いて止血治療を行った後に出血が無い治療に移ります。出血が無い場合は胃酸を抑える薬物療法と、ピロリ菌の除菌治療を行います。薬は一定期間服用し続けないと効果がない為、症状が軽くなったもしくは無くなったと言っても決められた期間はしっかりと飲み続けるよう注意して下さい。


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